〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉
★1971年発行。函付き。
★函=背ヤケ、背に傷有り。表面に保管上のスレ傷
薄く汚れ有り。
★本体=背ヤケ、背に傷有り。三方に薄く経年の
ヤケ、ややシミ汚れ有り。
★★上記以外、本文内は目立つシミ汚れ等なく、使用感希薄、製本は堅牢で、ご愛読に支障は御座いません。
経年比でとても良い状態と存じますが、53年経過の品です。経年感等気になる方はお避け下さい。
「マリアンヌの夢」、子供の頃怖かった、とか、とても印象に残った、という方がよくみえる異色の児童文学作品です。当時、富山房から出ていました。
病気で数ヶ月を寝たきりで過ごす少女が、母の裁縫箱で見つけた、ちびた鉛筆で絵を描く。
すると、夜、夢に絵に描いた世界がそのまま、大変な現実感を持って現れます。
夢の中の少年マークに対して、マリアンヌが怒りに任せて描いた不気味な、一つ目の見張り岩がにじり寄ってくる恐ろしさ。
本書は、このマリアンヌの夢の続編です。滅多に出回らない本です。
前作の幻想感は無く、成長し、15歳になるマリアンヌが、シーズンオフの海辺の町ブライトンで過ごす話です。マークも、後半に、落ち着いた考えを持つ少年として登場します。
思春期の女子特有の、面倒臭い友人付き合い(全く興味のない事でも友達に付き合う)や、オカルト的占いに凝る、ボーイフレンドの問題、など。
友達の彼氏をとったのとらないの、占い師のマダムに入れ込んだり。そう、10代、20代の頃は、自分の人生の先の長さに比例して、どうなるんだろう?と不安感も増大するんですよね。
人生はどうなる、では無くて、自分がどうするかが大事なんですが。
前作が大好きで、同じ作風を!と期待して読むと、魔法の鉛筆も出てこないし、ガッカリ、という方もみえるかも。
不安定な少女の心象風景と、ひとけのないブライトンの町の、潮風が吹き抜ける寂しさを味わうには、静かな良さが、とてもある作品です。
思うに、魔法物語をリアルに、妥当性を持って描くには、やはり主人公の年齢のタイムリミットがあるのかもしれませんね。
状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。
古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。
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